鉄工芸って ?
■ ロートアイアンについての一般的な説明のページです。
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■ 鉄工芸って
鉄工芸と一口に言ってしまいますとその範疇は大変広いものになってしまいます。ここで私たちが言うのは昔から鍛冶屋といわれる仕事を思い起こしていただければよいかと思います。
鉄を炉に入れて赤くなるくらいにまで熱すると軟らかくなります。赤く適度に軟らかくななった間に主にハンマーを使って叩いたり、延ばしたり、曲げたりすることにより硬そうな鉄を目的に合わせて多様な姿形を作り出していくことが出来ます。
この工程がもっともダイナミックで見事なものです。この工程を鍛造とか火造りとか言い、この工程を経て作られたものを鍛鉄と言います。英語ではロートアイアンといいます
ハンマーの打ち目や鉄肌に残る仕事のあとが鉄の表情であり手仕事の証でもあります。
そのような伝統的な手わざによる技法を要所に活かした鉄(アイアン)の質感ならでわの様々な製品(作品)がインテリアやエクステリア用に作ることが出来ます。
門扉、フェンス、窓格子、テーブル、ドアハンドル、サイン、キャンドルスタンド・・・それぞれ重厚であったり、軽やかであったりしながらもデザインと鉄の質感が独特の格調を漂わせてくれます。
私たちは現代の暮らしの場に鉄を素材にハンドワークとハートで味わいある空間作りに役立つことを願っています。
■ どんな材料からどのようなモノを作るのですか
鉄の丸棒、角棒、平鉄などを材料にしてハンマーで叩いたり、あるいは延ばしたり捻ったりしてさまざまな形に作っていきます。
大き目のものは門扉、フェンス、手すり、窓格子などです。小さ目のものは飾り台、サイン、ドアハンドル、家具取っ手など、ほかにもテーブルや照明器具なども製作いたします。ご要望をお聞きし頭と鉄をひねって出来るものは何でもお作りします。
● 既製品の金物にも廉価品から高級品まで多様な製品がありますが、どこにもあるような廉価品、また高級品とはいえ過剰な装飾的デザインに違和感を感じるようなモノなどが建物やお好みにマッチしなくてとお思いの方。さりげなく住む人の趣味を感じさせるような金物をお探しの方。
● 材質感をうち出した建物、木、コンクリート、レンガ、石などに合う金物をお探しの方。
● 他所にない私だけの、我が家だけの、デザインのものがほしいと思われる方。
● そしてアイアンがお好きな方!
■ ハンドワークのおすすめ
今日のハイテク社会の近代的技術から作り出されるさまざまな既製品に使う側の望みがいつも満足させられているでしょうか?
一見、いわゆるクオリティの高さや精緻さが品質と同質視されていますが果たしてそれらが私たちの求めるものとイコールかというと良くて「≒」、ほとんどは「=」ではつながらないものではないでしょうか。
合致しないのは感性や好みが誰しも一様ではないからです。まさに十人十色なのです。
しかし大方は規格化された量産品、あらかじめプログラムされたメニューを選択することで何もかもが済まされていく今日です。
一方では、量産規格品から少量企画品、デザイナー物、ハンドメード、また天然素材品や産直品など物を通した向こうに人の存在が感じられるようなものも求められています。
求めるものに満足度を得られるということは単にリーズナブルであるかどうかということが判定の基準として大きいのかもしれませんが、その満足度の中身は「いわゆる品質」と「価格」いうものだけではないと思っています。
まさに十人十色の満足度の姿があるのではないでしょうか。
それは自らのフィーリングとマッチするテーストであったり、また他には無いモノという特別の感情であったりするのではないでしょうか。
私たちはデザインの打合せ段階から、またお届けの後も人の手で作ったということを感じていただけることにお客様の満足度をより高めることが出来ればということをめざし制作に励んでおります。
■ 鉄は軟らかい ?!
「とんでもない」と思われるかもしれません。しかし炉の中で温度を上げていきますとやがて鉄の肌が赤くなってきます。そうすると鉄は軟らかくなりはじめ、さらに温度を上げ続けますとやがては溶けて鉄の湯になってなってしまいます。その軟らかい間に鉄(ここで用いる鉄は主に丸棒、角棒や平鉄など)を曲げたり、捻ったり、打ち延ばしたりあるいは裂いたりすることによりさまざまな形を作り出すことが出来ます。
常温では硬く、「鉄の意志」とか「鉄壁の守り」などと言うように強固な物の代名詞のようなイメージがある鉄ですが適切な温度と手わざ次第で言うことを聞いてくれるのです。
古くからこのようなやり方でいろいろな道具、武器、装飾品などが作られてきました。冒頭でも説明しましたがこのような伝統的な鉄の加工法を鍛鉄と言います。英語ではwrought ironと言います。
ヨーロッパの古い町並みや建築にはこうした鍛鉄で作られた門扉や窓格子、柵、看板など多くのものが見受けられそれらが町並みのたたずまいをかもし出す大事なエレメントの一つとなっています。
そこには鉄の材質としての硬さよりも人手により形を変え生命を吹き込まれたような暖かさと軟らかさを感じ取れるのです。
■ 鉄とスローライフ
高度に集約化された情報社会や生産活動は消費や生活のスタイルまでもがコストや所謂品質というものを要求するだけのような形が一般的なものとして浸透してしまいました。利便性、高機能、安価そして大量供給、スピード、短いライフサイクル。
チョット待って!私のしたい生活スタイルはそんなんとは違うの。
人とは違っても自分らしい生活スタイルを求めたい。心がなごめる暮らしをしたい。自然とも調和したい。少し時間がかかってもいい。手間がかかっても、むしろその手間を愉しもう。そのような兆しが芽生えてきているようです。
私共のロートアイアンもハイテク、ハイスピードの現代社会からははるか古臭いローテクにこだわっているのかも知れませんが、むしろその中に現代の工業製品に無いハイタッチを、感じていただける方には感じてもらえるものだと思っています。放っておけば錆びていく天然素材ともいえる鉄、それをかたくなに人手で加工してかたちづくりをし、しかも万人向きの既製品でなくオーダーの一点を作るなんてスローそのもの。
すぐこれを下さい!ではなく少し時間がかかってもお好みや趣味をお聞きして納得のオリジナルを!
スローライフ・・・それが流行でなく一定の流れとして定着する時にはロートアイアンもまた趣味ある方々の中にもっと存在を認められるのではと思っています。
■ NIRSの鉄工芸について

私たちが作る鉄製品は高度なハイテクを駆使した機械金属製品ではありません。もちろん機械や工具は使いますがハンドワークの延長にあるものとしての利用の仕方です。素手で鉄と格闘するわけには行きませんから・・・。
でも鉄材を機械的に切ったり曲げたりし、接合するだけの工業的な鉄工でもありません。
私たちの作るものは先に述べたような鍛鉄技法によるハンドワークのスピリットを現代的に活かして(もちろん予算やコストの許される範囲内で)ハンドワークとハートを感じていただけるようなモノ作りに努めています。
素材、技法、デザインの調和の中言い換えれば、材料の鉄とハンドワークの味わいを形の中に感じていただけるようにとの思いで敢えて鉄工芸と称しています。
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